Shape of my word

日々の生活で感じたこと、思ったこと、考えたこと、を言葉にします

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

視力の弱い人は眼鏡をかける。血圧の高い人は降圧剤を服用する。かけっこが速い人もいれば、どんなに努力しても普通以下でしか走れない人もいる。当たり前のことだが、世間の偏見はそういう理屈を無視した不条理なことがまかり通ってしまう怖さだと常々思う…

ジムでおじいさんに、すごい筋肉だぁ。わしらとは違うわい。と声をかけられ、返す言葉が見つからなかった。笑顔でありがとうございます。と答えた後、本当にこれで良かったのか首をかしいだ。

休みの日、曇天の昼間に泥のように眠った。中国の泥(でい)という深い海の底で巨大なナマズのような眠ることを生業とする架空の生物。が由来らしい。泥のような半刻ほどの間に、大事な状況で遅刻しそうになって、起きぬけに安堵する。眠ることを生業とする…

信用について。信用される人、と他者に認めてもらうには、時間をかけて積みあげるしかないと思う。面接でいかに信用できる人間だと相手が思っても、大事なことは就職してからの積み重ねで、雨水が岩を穿つような、長い時間が必要だと思う。結婚もそうだと思…

どんな状況でも完膚なきまでに叩きのめされることはあると思う。その時にこそ誠意を見せなければならない。相手が真剣に話す時は、真剣に聞かなければならない。真剣に話すことは真剣に聞けだけの価値はある。言い訳はしないように気を付け、状況を分かりや…

悩みについて。悩みの本質は理想と現実のギャップだろうと考える。こうなりたいが、ああはなれない。悩みの種類は多々あるだろうが、お金、仕事、恋愛、etc。どうにもならない、という事を本人が承知した上で相談しているとするのなら。慰めて、ごまかすより…

空に架かる虹が綺麗で、夕焼けが鮮烈でした。何か励まされた気がした帰り道。

外に出るともうすっかり夜で、心地よい風に包まれながら河川敷へと続く路地裏をゆっくり歩いた。月明かりが水面に映えて、月が気持ちよさそうに揺られていた。どこからか魚の焼く匂いがして、家族のために誰かが夕げの仕度でもしているのだろう。脇道から小…

駅の改札で大声で駅員をはさんで口論している中年の男女。駅員が私には判断はできないので、警察を呼ぶこともできますが。呼べばいいじゃないか。と息巻く男。何があったか知らないが、肩がぶつかる等の故意も非もなくても、相手に嫌な思いをさせたかも。と…

仕事への取り組み方について。 一番、気にかけていることは体調管理です。人間なので風邪を引いたり、熱を出したりもするのですが。ご飯を食べて、適度な運動をして、しっかり寝る。このサイクルを何より大事にしています。その日だけ頑張る。という働き方で…

雲は空にあった。風に吹かれて、月明かりに照らされ、その表情は空気より柔らかく、猫のように優雅に、空を闊歩する。ある時は無慈悲な雨を降らせ、またある時は望んだ形を浮かべ、熱にあてられた水蒸気が空に集積して、意思を持った生き物のようにそこにあ…

朝は肌がひりひりするほど寒く、日中は夏を巻き戻したような好天で日が眩しかった。夕暮れ、鋭利な傷跡のような淡い血のような雲が浮かんだ。夕闇の中、満月が雲にかすかに隠れ、また現れた。街のネオンが眩しく、月明かりは幽玄に、それを見入ってしまった…

ふるさとは遠きにありて思ふもの。このふるさと=故郷とは場所や土地のことではないらしい。経験や記憶、思い出のことで、上京する若者が育った土地から旅立つ、そんな分かりやすいものではなく。大人になる時や人生を歩む中で捨てたモノなのだそうだ。捨て…

桜の樹の下には屍体が埋まっているのでは、と昔の人は噂したらしいです。それほどに魔性の美しさがあると感じたからだとか。一瞬に美しく、散り際は鮮やかに、刹那的な潔さが美しさをより際立たせるのかと思ってしまう今日この頃です。

朝の通勤時に河川敷から見える桜が3分咲きで、帰りに見ると5分咲きほどに。ソメイヨシノは日本で交配された淡く美しい花だが、犬や猫をペットとして愛玩動物と呼ぶように。この儚い花も愛観植物なのだろうか。そんなことを考えるのは本当に粋ではないとは思…

空の機嫌が悪いのか、猫が虚空を見つめてかすかに鳴いた。天気の良い日はベランダの隙間から下界を覗き人の動きや、車の流れをじっと見ている。子どもの頃に父が、猫はたくさん遊んであげないと、食べて寝るだけのつまらない猫になってしまう。だから構って…

言葉が生まれるとき。言葉は夜空を架ける流れ星のような偶然や奇跡の産物ではなく。何かを説明する時に造り出される。昭和30年代に日本には公害という言葉はなかった。その時代を背景に、その現象を簡潔に説明するために世に送り出された。明治時代に愛して…

生きていくことに理由は必要だろうか。生きているから、そこに理由を考えてしまうのだろうが。教えられなくても呼吸の仕方は知っているし、肌の温かさも知っている。ある程度の社会的な適応力があれば、身の丈にあった生活をして、それなりに働いていくだろ…

ワシントンの桜の木のエピソードから分かるアメリカと日本の違い。アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンは子どもの頃に父の大切にしていた桜の木を折る。父に桜の木のことを聞かれ、僕が折りました。と話すと、父がよく正直に本当のことを話してく…

仕事について。よくある質問で、やりたい仕事はありますか。こう聞かれると、ありません。そう答えることしかないのです。やりたいことは趣味ではなく仕事なので、働くことでそれで会社に役に立つことは会社や上司が考えることだと思うのです。なんでこんな…

人を殺してはいけない、ことの理由。人の生命は尊く、かけがえのないもの。人以外の生命は関係ないのか。生物学的に人間は自分と同じ形が損なわれることを受け入れないそうだ。人間を模した人形が蹂躙されるのも嫌な気持ちがするもので、ましてや生身の人間…

ジムのプールサイドにて、おばちゃんに。あらやだ、すごくいい体。と言われる。弟に話すと、そのおばちゃんを抱く位したら話としては面白い。と言われた。

盲目のシンガーソングライターが、どうして人の心を震わせるような美しい詩が書けるのか。目で見たものを言葉で表現すること、と目に見えないものを言葉で表現すること。は同じ言葉でも工程は明らかに違う。足りない感覚を補うために、他の感覚はきっと研ぎ…

桃太郎から読み解く、経営学。ある大手企業の社長の話です。桃太郎は鬼退治に行く道中、キジ、サル、イヌをお供にします。この三匹の動物達は空を飛べる、木を素早く登れる、嗅覚が鋭い。という桃太郎にはない能力があります。ではなぜ桃太郎について行くの…

月が綺麗ですね。夏目漱石はイギリスの文献の翻訳で、I love you.をそう訳したそうです。100年前の日本には愛している。という言葉は世俗的に通じない。と考えたのでしょう。好いたもの同士が縁側に肩を並べて、月を見る。月が綺麗だという想いを二人で共有…

数年前、近所にインド人がカレー屋さんを始めた。彼は最寄りのスーパーにカレーとナンも卸している。店は閑古鳥が鳴いている。ジム帰りに閉店1時間前のスーパーで、彼は悲しそうな顔をして売れ残りのカレーに半額のシールをぺたぺた貼り、カレー美味しいです…

朝、父が渋いウコン茶を飲んでいた。夜、お酒を飲むために仕方なくなのだそうだ。美味しいお酒を飲むために、不味いウコン茶を飲む。自己矛盾を抱える父をなぜか人間らしいと思ってしまった。

回遊魚は呼吸をする為に泳ぎ続けなければならない。馬は脚が第二の心臓と言われ、脚を傷つけると死に至ることもあるという。だが危険を冒しても速く走ろうとする。鍛え続けなければいけないと思う。呼吸をする為に、自分を証明する為に。走り続けている間は…

映画館で上映中にトイレに行きたくなり、最後まで我慢する。終幕して映画の内容よりトイレを我慢できた自分に感動する。と同僚に話すと誰も共感してくれなかった。

いけるところまで行ってみたい。やれるだけのことをやって、ああすればよかった。こうした方がよかった。そう後悔する余地もないほど、息を切らして遮二無二なりたい。どんなに苦しくても、一歩前に踏み出せば前進するから。先に結果や言い訳を考えないで、…