Shape of my word

日々の生活で感じたこと、思ったこと、考えたこと、を言葉にします

 言葉が生まれるとき。言葉は夜空を架ける流れ星のような偶然や奇跡の産物ではなく。何かを説明する時に造り出される。昭和30年代に日本には公害という言葉はなかった。その時代を背景に、その現象を簡潔に説明するために世に送り出された。明治時代に愛している。という言葉が、I love you.を表現するために生まれたように。死語という使われなくなった言葉があれば、新しく流通する言葉もあり。言葉は時代の中で、人のコミュニケーションを円滑にすることもあれば、人を傷つけたりもする。褒めたつもりで怒らせたり、叱るつもりで、励ましたり。言葉は口から放たれた途端に自分のモノではなくなるから扱いは難しい。自分だけが理解したつもりで話すのではなく、相手に自分の伝えたいことを簡潔に無駄なく話すことは人類の永遠のテーマだと思う。今夜もこの星の下に言葉が巡っているのだろうか。残酷な言葉ほど美しさをはらんでいるように。