Shape of my word

日々の生活で感じたこと、思ったこと、考えたこと、を言葉にします

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

電車の中で。おじさんだか、おばさんだか分からない人を見かける。中性的な人とはこういう人を指すのだろうか。 ​

朝だか昼だか分からない鈍色の空。不純物が混ざり合った白濁したぬるい空気に包まれ、僕はどうやら時間の軸を無くしたようで、ぼんやり猫のあごを撫でながらニュースを見ていた。今日も罪を犯した人は醜悪な顔で、俳優は好感度の押し売りをするように煌びや…

自分という呼称。人と話す時にほとんど僕という呼称を使う。私というのは堅苦しいし、俺というのは生意気な気がするから。仕事で部署以外の人とは私を使い。弟、親しい友達には俺を使う。関係性の中で呼称が変わるのは当たり前だが、日本語には自分を指す呼…

うだる暑さが連れてきた積乱雲の、スプリンターが100mを駆け抜けるような真っ直ぐ力強い雨だった。迷いのないどこまでも潔い雨だった。傘もささずに、空を仰ぐと晴れ間がのぞいた。真夏の通り雨、灼けるような暑さ、いつも何かを期待して、手に入らず、斜陽…

時は待ってくれない。無為にただ過ぎていき、振り返った時に殆どのことが脚色された美しい過去、または取るに足らない使い道のない過去になっている。時は立ち止まらない。それぞれの感じるスピードとは関係なく、一定のリズムで進んでいく。時間が変わった…

汗ばんだシャツが肌にまとわりつき、夕刻に吹く風も熱を帯びている。雑踏の中に誰が知っている人がいる気がして、気がつくと人は流れて行ってしまった。追いかけることはもちろんしないし、その人だという保証もどこにもない。ただ、そんな気がしたというだ…

夜にエアコンを消して眠る。付けたまま寝るのも体に悪いし、タイマーが切れずにのどがイガイガになったことも度々ある。未明に大粒の汗が体から吹き出し、首すじにあせもができていた。その時、僕は確か懐かしい誰かと会った夢を見ていた気がする。誰だった…

人のことがどう見えるかより、自分がどうあるのか。後者の方が大事だと思っていますが、人が自分のことをどう見ているのか。これも重要なことだと思っています。自分に手をかけられることはたかが知れていますが、なるべく小綺麗にするよう気を付けています…

セルフレジのお釣りをすべて取らないとレシートが出ないのは、とても親切だと思う。お札をくずす時に店員さんに気がねせずに済むのも楽です。ただ、手慣れたパートのおばちゃんは明らかに自分より早くレジを済ませてくれるので、時と場合によって使い分けて…

なにかの目標や目的に向かって頑張ることは素晴らしいことだと思う。頑張ったことが形になったり、努力したことが報われるのは人生に色をつけるような華やかなものだとも思う。ただ、この頑張ること、努力することを地道に続けることは本当に難しい。頑張る…

仕事帰り、汗ばんだシャツを電車のクーラーで乾かして。日はまだまだ高くて、それだけでなんだか嬉しい。向日葵は花が咲く前から葉は日に向かっている。近所のチェーンの中華屋でレバニラ炒め定食を食べていたら、隣のおじさんもレバニラ炒め定食を注文して…

朝、会社に行くのにエレベーター前にいたおばさんが、何かの植物を手提げに持っていて、里芋ですか。と聞くと、いいえモンステラです。と返される。分類はサトイモ科なので、そんなに的はずれではないだろう。と自分を納得させて出社した月曜の朝。 ​

ジムのウエイトルームでトレーニングをしていると鏡に向かって、腰をくねくねさせる小太りのおじさんがいた。終始、腰をくねくねさせて1時間半ほどくねくねさせると満足そうな顔をして帰っていった。彼にはどんな世界が見えているのだろう。本当に少しだけ気…

土曜の朝、調子にのってマックのソーセージマフィン3つとカップラーメンを食べたら、お腹が痛くなり1日が終わった。 ​

ご主人思いの賢い犬の映画を見る。寄り添い、助け見守ってくれる。うちの猫は名前を呼ぶと振り向く位のことしかしてくれない。そういえば猫が犬のように活躍する話ってあまり聞かないと思う。何もしないことこそが猫たちのアイデンティティなのかもしれない。…

走り続けるのは何かから逃げるのでも、追いかけるでもなく、昨日の自分を越えるため。いや走ることに理由をつけることすらが、無粋なのかもしれない。 ​ ​

ジムで筋トレをしながら知り合いのおじさんと、本館とは別にあるフリーウエイトがあった5階のジムが1回に移った話していたら。知らないおじさんが、それはフリーウエイトの音がうるさいと下の階から苦情が殺到して1階に移ったの、でもね1回のジムは本当に…

なりたいものになれるかどうかは誰にも分からない。むしろなれないことの方が多いかもしれない。だけども、なりたいものに近づくことは誰でもできると思う。かけっこが遅くても練習で以前より速く走れるようになるし、字をきれいに書く練習をすれば、少しで…

ジムのサウナにあるテレビは利用者のトラブルのもとになるのでチャンネルは変えられない。日曜の夕方にトレーニング後の男たちがみんなでちびまる子ちゃんを見る。この気持ちってなんなんだろう。 ​

なんのストレスもなく、責任もなく、楽しいコトだけなら仕事ではなく遊びだと思う。日々のトレーニングは子どもの時に遊んだレゴブロックの延長のようなものだと考えている。今あるブロックで家や車をつくっていく、色の配置やバランス考慮して出来上がった…

夕刻前に屋外に出ると熱を含んだ風が吹いた。空は地平線に向かって白く薄くなっている。草木は茂り、雑草はよりたくましく道にある。季節の移ろいに合わせて花も変わる。花の色は美しく、それが自然であるからなおさらで、旬であるとは輝かしい。また、その…

ある日曜の昼下がりに、父が僕の出産の8ミリビデオを見ていた。唐突にこのママの顔を見てみろ。俺のことを愛しているんだ。と言い放ち、兄弟全員が絶句した。 ​

外に出ても日はまだ照り、晴れているにも関わらずいやに蒸した。背中に汗で模様を描いたサラリーマンを見るたびに自分もそうであるのか、と気になってしまう。学生を乗せる電車はだんだん空いていく。学校以外に楽しいことが沢山あることはいいことだと、す…

ジムで久しぶりに会ったおじさんに、どうしちゃったのそんなに痩せちゃって、と言われる。その瞳は君は本当にそれでいいのか、と問いかけているような気がした。 ​

僕の街はずっと雨で、雲はたえず流れては雨を降らした。雨の音を聞きながら家事をして、雲の様子を伺いながら買い物をした。長い雨の間に毎日のように映画を観て、雨がやんだ時を見計らって、外を駆けた。なんだか雨と暮らしてるような気分で、やんでしまっ…

言葉について。言葉を説明できるのは言葉だけで、どの文脈でその言葉が活きるのか。言葉の響き、言葉の歴史などを寝る前に調べたり、読むなどしてから床に就く。言葉について学ぶほど、世界は知らない言葉に溢れていて。知らない言葉に出会うのは嬉しくもあ…

雨が降り始めた。何のためらいもなく激しく、無慈悲なまでに容赦なく。傘を盾にしても、シャツは濡れ。しぶきで靴下も歩くたびに、たぷたぷと音が出そうなほど。100%の予報で、雨が降らない方が奇跡なのだろう。力任せに雨は降り、誰かを懲らしめているのか…

24時間ジムの壁に、no pain,no gain.とありました。痛みなくして、得るものなし。痛いのが好きな人みたいで、なんだか嫌です。 ​

右のふくらはぎをつったことで目が覚めた。いつもより早い時間だったが起きるには丁度いい刺激だった。ゆっくり伸ばして緩和させる。今朝は快晴で雨が多いとそのありがたさは倍増する。湯を沸かしコーヒーを飲む、カフェインで頭をさまし、1日の天気を確認す…

雨上がりの夜にアスファルトは屋外プールのような気だるさと熱気を放ち、走り始めると額なら大粒の汗が吹き出し頰をつたった。夜に色をつける車のライトが眩しく目がくらみ、街の灯りに目移りをした。そんな夜をひた走る。自分の体力をガソリンとして、国産…