Shape of my word

日々の生活で感じたこと、思ったこと、考えたこと、を言葉にします

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

早朝、日暮のような優しい日差し。影は薄く柔らかく、その存在を強調しない。夕暮れ、太陽と街の明るさが等しくなる頃に、子どもは家に帰りはじめる。星、夜空に浮かぶ。それを結んで星座になるように、人と人の点を結んだら星座のように美しい絆になるのだ…

ある成功した起業家が言った。選べることは幸せだと。例えばレストランでA定食だけしかなくて、仕方がなくそれを食べるのではなく。B、C定食があり。結果的にA定食を食べるに至ったとしても選択肢の中から選んだという価値があるそうだ。もし資産が潤沢にあ…

大抵の人は悩みや葛藤を抱えて生きていると思う。それがもうどうしようもなくて、生活に支障をきたすのは問題ですが。そういったモノが完全にない人は社会的に危険な状態だと専門家は言う。アレが正しくて、コレが間違っている。物事を計る天秤が振り切れた…

正しい答えがないことは知っている。正しい答えを考えて、行動するよう務めている。軸を定めて、ぶれないようにする。行動した結果については、つべこべ考えないようにする。例えば、人の財布を拾ったら、ラッキーだとも面倒だとも思わない。交番に届けたら…

選択することについて。生きていくことは選択することだと思う。何かを選択した時に、もう片方の何かを捨てなければならない。進学か就職か、進路や部活など。何かを選んだ時に手放すことを考えると、選択することは残酷で。選択したことに後悔をしない人生…

街のネオンが眩しく感じる。そういう時は疲れているのだと思う。車窓から目をすり抜ける景色は、記号ほどの情報もなく、使い道のない風景で、考えることを放棄するには都合がよい。この移動する箱は、体が揺れるだけで進んでいる実感は全くない。駅のホーム…

話す必要のないことは話さない。口は災いの元とはよく言ったもので、余計な一言で関係が悪くなったり、立ち位置が変わったりするものです。相手がいない時に悪口を言い、またその当人にも別の人の悪口を言う。そういう人はよくいます。仕事ができると言われ…

​ その春を告げる日は早朝から雨だった。走り始めた時には身体はずぶ濡れで、身体の暖まる余地もないほどに冷え切っていた。雨はやがて雪に変わり、桜の樹のまわりをふわりと舞った。初めてのフルマラソンだった。手先がしびれて給水所のバナナの皮がむけず…

女子高生が高級ブランドのモノを身に付けているのを見るとなんだか不安になってしまう。まず、それが偽物のまがい物をつかまされているのではないかと思ってしまう。そして、それが本物であるとしたら、援助交際や出会い系などの危ない橋を渡って手に入れた…

人間以外の動物は生に対する執着があまりないですが、猫はその中でも群を抜いて、執着がないそうです。調子が悪くなると、もういいや。と寝込んでそのまま亡くなってしまう。猫らしいと言えばそれまでですが。

なぜ心にゆとりがある方がよいか。例えば綺麗な月を見て、ゆとりがなければ、それがどうしたの。と感じるだろうと思う。綺麗なものを感じる感性は一つのことに縛られていては働かないと思うのです。そこから離れて、別のモノに目が行き届くのはある程度のゆ…

電灯の下で車両を待つ。向こう側のプラットホームにも同じ構図の待つ人の風景。同じ場所、同じ人などいないのに、車窓から見える景色はなぜかよく似ている。暗がりから明かりがさすと、その威圧で一歩後ろずさった。中で移動する時はなんとも思わないのに。…

悪いことはできないものだ。つくづくそう思う。法を犯すといった規律を破らないこともそうなんですが。人の迷惑にならない、小さいほころびもできればない方がいいと思う。悪いことをすることに対するよくないことは、一度それをしてしまうと、もう一つ悪い…

雪は空からの手紙と言った人がいる。雪の結晶を調べると空の湿度、気圧、といった空気の性質が分かるそうです。突然の手紙を嬉しく思うのは子どもだけでしょうか。僕自身、手紙を書くこともありますが、なかなか恥ずかしくて渡せないことも多かったです。貰…

春三番の風が吹いた。朝、出勤する時に持ってる傘が強風のため使えず、帰宅する時は綺麗にあがっていた。三歩進んで二歩下がる。そんな歌を思い出した。まぁ、そんな日もあるさ。と思えるのは少しだけ大人になったからだろうか。春よ、来い。

春を予感させる風が吹いた。季節の変わり目は何故か心が浮き立つ。もうすぐ桜が咲くのか、それより先に花粉が飛ぶのか。特別ではない日常にありがとう。と感謝の気持ちを持って生きる。そこに本当の幸せがある。とある寺の住職を務める旧友が言っていた。そ…

春という季節に振り返ると、なにか失くし物をしたのかもしれない。花が咲き、想いが色をつける。どこか恥ずかしそうに。人は出会い別れ、当たり前なのだけど、少しセンチになりそれを祝う。散りゆく花は美しい。それは役目を果たした潔き終わりだろうか。散…

うららかな春の風はどことなく優しく、これから何か良いことがあるのかと期待させる雰囲気があると思う。卒業したばかりであろう学生が嬉しいような悲しいような顔をして、駅のホームでたまっているのを横目に見ながら、近くの公園に行くと桜が咲いていた。…

例えば100年生きるカメと1年生きるネズミがいて、それを100年生きるからカメは幸せ、1年しか生きないネズミは不幸と考えてしまうのは、人間側の都合です。生き物にはその個体が持つ生き方があり、そのサイズに合った生涯を送れれば、それは相応の生涯だった…

人の気持ちは分からない。人が読んで分かる文章は、人のことを考えた文章だと思う。いつか気持ちが伝わる文章を書けたらと思う。

打ちつける雨、叩きつける風が去った後に胸をそびやかすような生温かい空気が漂った。健康な猫の鼻のような肌を湿らせるその風はずっと昔から知っていたような、懐かしさと憂いを帯びていた。季節が変わろうとしている。羊の群れのように雲は流れて、層の隙…

ほの暗い夜道を一人で歩く。空を見上げると星が一つだけ輝いていた。星は一等星から六等星まであり、地球から見て輝き、大きく見える星ほど等級があがる。だが、あくまで地球から見ただけの星の評価で、実際の星はより輝き、より大きいのかもしれない。逆も…

よく晴れた冬の空、漆黒から日が昇り、淡い空に山の雪が深く輝き、窓を開けるとやはり空気は冷たく、風もなく雲は固まった一つの点のように動かなかった。吐く息の白さで寒さを計り、熱いシャワーを浴びて体を起こした。日の当たる場所へ、洗濯物を。猫達も…

前に向かって進んでいく生き方は美しいけど、苦しい。光の射す方へ、手のひらから漏れた希望を、また風が運んで、綺麗な綿毛になって彼方の地へ。日が柔らかく、風のそんなに強くない晴れた空の下で、小さな蕾が一つ咲く。そうやって、また春が巡る。

走ることが好きだ。脚で駆け、息を切らし前に進む。肉体の声を聞き、精神でコントロールする。走ることは孤独だ。自分と向き合い、見つめ合う。答えなどなく、肉体は疲弊する。乗り物で移動するのは楽だ。走ることは疲れる。でも本当の意味で前に進むことは…

春と呼ばれる風に吹かれて。向かい風は振り返れば追い風に。横なぐりの風は、体を揺らし頰をなでる。走ることで、満たされるモノもあれば失うモノもある。最近はなにも考えずに走れるようになった。夢中=無中だろうか。ただ車窓から景色を眺める、そんな感…

暗闇の奥で寝そべるような三日月が微かに光る。風の冷たい夜に、その輝きが瞳の中で、どれほどの温もりをくれるのか。吐く息は暖かく、雨は冷たい。雑踏の中を歩くと、ただ人の群れで、個人という存在が薄くなる気がする。誰よりも有名な人が、誰よりも孤独…

まるく穏やかな月が輝いている。優しい光が道を照らす。そう感じるのはあまりに遠くにあるからだろうか。通勤時の駅構内には誰かの怒りが交錯している。例えば、そこに怒りが発生したとする。その怒りを誤魔化すのか、なんらかの方法で鎮静化するのか。本人…

選んだ道、選択した答えは常に正解なんだ。だって人生は一通りしかないのだから、別の人生は存在しない。あり得ないのだから。人生の先輩にそう言われた。僕もそう思う。ただ僕はいつも後悔するし、ああすればよかった。こうした方がよかったかもしれない。…

夕方、屋外に出ると空が高く、もう冬も終わりなんだと実感する。藍色の空に雲でかすんだ月があいまいな輪郭を見せた。季節の変わり目に、空気が変わった。そう感じると、心も体もそわそわする感覚に陥る。その風はいつもどこから吹くのだろう。風の便りに耳…