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　外に出ても日はまだ照り、晴れているにも関わらずいやに蒸した。背中に汗で模様を描いたサラリーマンを見るたびに自分もそうであるのか、と気になってしまう。学生を乗せる電車はだんだん空いていく。学校以外に楽しいことが沢山あることはいいことだと、すごく無責任なことを考えてしまう。夜に吹く風が一日の労をねぎらい、空の高さになにかを期待する。燃えるような夕焼けを見るたびに、その一瞬だけが永遠のような、胸を締めつけられるような気持ちになる。路傍に向日葵の伸びはじめた茎を見て、なんだか嬉しい気持ちになった。なんでもないような帰り道。
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