2019-03-03 ■ 静かな雨の降る灰色の日曜。なにをする訳でもなく、コーヒーショップで傘を持って歩く人を窓から眺めた。雨と風はどことなく冷たく。吐く息はほのかに白く、ゆっくりと時間は過ぎた。雨はいつまでも止みそうになくて、コーヒーを飲みながら、亡くなってしまった猫のことを想った。彼は今ごろどこにいるのだろう。いつかまたどこかで。3月は獅子のようにやってきて、羊のように去るらしい。