2018-10-20 ■ 秋の夕暮れ遠雷が鋭く光った 風は優しく雲を導き 地平線に日は沈んだ 誰かがゴミを蹴飛ばしたと カラッと乾いた音の先を見ると 蝉の亡骸だった コンビニはおでんを売り始め 人は各々の道を歩き出す 月のまわりは暖かく輝いていた