2018-12-05 ■ 日の陰りに合わせて、並んだ二人の影はゆっくりのびた。日没の一瞬の輝きを何も言わずにただ見ていた。よく乾いた冬の空に星は浮かび、それを結んで星座をなぞった。二人の時間が重なるまでに、ずいぶんとあったけど。この世界の片隅で、巡り合わせてくれた星に感謝した。