2018-02-10 ■ 地を這うような野ざらしの草に命を感じる。名前のない命なんてないのだから。あえて形容するでもなく、そこにあるだけでいいと思う。名も知らぬ草が根をはり、日に向ってまっすぐのびる。それだけでいいと思う。生き物の美しさは本能の定めで、だからこそ力強く、鮮やかで儚いのだと。それは当たり前でいて、熾烈を極める。名も知らぬ草のように。誰に褒められるでもなく、見られずともなく。もっとタフにならなければ、そう思った。