Shape of my word

日々の生活で感じたこと、思ったこと、考えたこと、を言葉にします

 欠けたところを埋めようと、色々な角度から眺めたり、歯の詰め物のように理想の形をはめてみたりした。出すぎたり、足りなかったり、結局は上手くはいかなかった。ああでもない、こうでもないと思いながら人のことを羨んだり、卑屈になったりもした。それでいて自尊心は高く、特別な人間ではないけれど、なにかの才能があるのではと勝手に思っていた。若いって嫌な時代だったと思う。ありのままなんて格好いいことは言えないけれど、欠けたところも含めて元からこういう形である。そう思うようになった。大人になるなんて想像もできなかったけれども、大人になってからの方が人生は長いから、ゆっくり歩んでいけばいいと思う。