2018-10-25 ■ あなたの影を踏みながら 重なったまぶたからこぼれ落ちる 涙を感じた 季節をまたいで少し伸びた髪が 風でわずかに揺れる このまま もう帰れない所まで歩いて 影が夜に溶けて 群像の中から 日の出と共にあなたの影を探す 失った後に残る痛みが ささやかな希望で 過去という贈り物になる