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　世間はお盆休みで、長い休暇を取る人も多く。僕もその中の一人で、最近は子どもがカブトムシを取る姿なぞ、ついにお目にかかりませんが。僕は子どもの頃に少しかじった口で、森に分け入りケヤキの木に蜜を塗り、それを夜明けにカブトムシやクワガタがいないかと探したものです。大人になって虫の本を読むと、虫には痛覚がないことが書いてありました。つまり、アリが怪我をしてのたうちまわっている。と人が見て思うのは、痛みを感じてそうするのではないそうです。虫には人間の様に脳が発達していないので、本能で行動するそうです。食べること、種を存続させること、生き抜く術は本能で生まれた時から、身に付けているそうです。この本能を分かりやすく表現するとプログラム、つまりパターン化された行動をとるのが虫の習性なのだそうです。電灯や灯りに虫が集まるのは走光性という虫の習性です。わが身を燃やすような、そんな情熱的な夏に巡り逢いたいものです。
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