2018-08-10 ■ 熱くまぶしい夏を待っているのに、この季節になると秋が恋しくて。そのくせ月が変わるとなると寂しくなって。夕日に別れを告げて、少しずつ大人になっていく。突然のスコールは誰かの涙を隠すのか。熱をため込んだアスファルトがラジエーターのように熱を放ち、立ち込める熱気とどうしようもない悲しみが、一緒くたになって夜を迎える。太陽は高い所から、向日葵はそれに向かってまっすぐ伸びる。太陽に愛され、雨に癒され、ずいぶんと背が伸びた。日に向かって咲く花は美しく、それ以上にその生き方は美しい。