Shape of my word

日々の生活で感じたこと、思ったこと、考えたこと、を言葉にします

 雨上がりの夜にアスファルトは屋外プールのような気だるさと熱気を放ち、走り始めると額なら大粒の汗が吹き出し頰をつたった。夜に色をつける車のライトが眩しく目がくらみ、街の灯りに目移りをした。そんな夜をひた走る。自分の体力をガソリンとして、国産のマニュアル車のように走ることをイメージする。クラッチを踏んでニュートラルからロー、セカンド、サードとギアチェンジをする。地形や局面に合わせて、それをコントロールする。最後にガソリンがゼロになる状態でゴールすること。効率がよく速い走りができれば、それは素晴らしい走りだったと思っている。あとはエンストしないように、無茶をしないことだろうか。風をきって走る心地よさは、走ることで手に入る唯一の癒しだと思っている。