Shape of my word

日々の生活で感じたこと、思ったこと、考えたこと、を言葉にします

 歩くこと、走ることが好きです。車や電車はガソリンや電気で走るが、体のエネルギーを使い息を切らし、前に進むのは本当に骨が折れる。ある意味において便利になり過ぎた世の中のアンチテーゼのような気もしないでもない。なにもしないと時間はいたずらに過ぎますが、走ると時間は重くなる。体力の限界に近付くと、重くなり過ぎて引きずるように歩を進めなければならない。心拍数がメトロノームみたいにゆっくり振れる。苦しい先になにがあるわけでもなく、なにかを期待して走るものでもない。ただ走り出したら止まらないのが信条で、それは人生観にも似た自分なりの哲学でもある。馬鹿な人間だと自分で言ってしまえば身もふたもないが、馬鹿になれる時間を持てることは、自分にとってゆとりだと思っている。そうやってたかを外す訓練をして、いざという時に火事場の馬鹿力になればいいと思っている。